繊維産地継承プロジェクト委員会 HITOTOITOは、デニムスクールもおかげさまで2年目を迎え、
9月からの第五期を控えるばかりとなりました。

1年目は加富屋株式会社の一角にてスタートしたデニムスクール
先生に丁寧に指導を受ける様子。

せっかくなので、ブログでメンバーのご紹介を兼ねてそれぞれの想いをお伝えしていこうと思います。
まずはこの団体で委員長を務めるのが、加富屋株式会社で代表取締役の後藤和弘さんから。

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デニムや綿織物の一大産地として名を馳せる福山には、製織、縫製、加工、プレスなど、洋服が完成するまでに必要な工程を一貰して国内生産する体制が整っています。

加富屋 株式会社」では、サンプルから量産までを一貰してサポート。

その確かな技術は、国内有数のブランドやメーカーから信頼をいただいています。

当社の技術を支えるのは、なんといっても “人”。

「モノづくりは人づくり」との考えから、人材育成にも力を入れています。

婦人子供服縫製技能士2級や1級、広島県のマイスター制度・縫製技能士の第1号を取得した社員もいます。

仕事には厳しく大変な側面もありますが、技術は決して裏切りません。

少しずつステップアップしながら、一生ものの技術を身につけてほしいと願っています。

「技術者」と聞くと気難しい集団のように思われるかもしれませんが、若い社員も多ぐ活躍し、社員旅行や女子会、BBQなどたくさんのイベントを全力で楽しんでいます。

また、職場環境の改善や福利厚生の充実も着々と実行中。

会社も業界も時代に合わせて常に変化しています。

かつては福山の繊維業界にも、情報や技術を表には出さない閉鎖的な雰囲気があったようですが、HITOTOITOプロジェクトを通して横のつながりを強化し、私たちも成長している途中。

お互いに得意なことを教え合ったり、悩みを共有しながら産地を盛り上げていきたいと考えています。

ありがたいことに、 スクールの受講生も回を重ねるごとに増えています。

縫製の技術を身につけ、 一人でも多くの方にここ福山で活躍してもらいたいです。

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いかがでしたか?
ついつい、頼りにしてしまう・・・そんな委員長も、実はおちゃめな部分もあったりして。

次回もお楽しみに。

photo:河西春奈
writer:クラモトマオ ※・・・で区切られたインタビュー箇所