ここ福山にも、すっかり秋がきています。
HITOTOITOでは、今月10月末日のワークショップ、さらに来月11月のデニムスクール第6期にむけて着々と準備中。
今回は、Vol②に続き、今回は藤本副委員長のエピソードをお届けします。

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縫製を通して体感してほしいものづくりの楽しさや新たな出会い

『有限会杜ヤングメンズ」は、カジュアルウェア のコートやジャケット、 シャツなどを手がける縫製会社です。広告代理店など での勘務を 経て、私が繊維業界へ入ったのは1990年代 のこと。当時は縫い子さん もたくさんいて、 町中が活気に溢れていました。生地の織元 縫製工場、加工屋、仕上げ屋など繊維にま つわる企業が福山には勢ぞろいしています。 当社も長年にわたって人手不足に悩んできまし たが、HITOTOITOプロジェクトに誘ってい ただき、「何かやらないと変わらない。動かな いと先へは進めない」と思ったんです。結果 はすぐに出ないかもしれないけれど、自分自身が変わるきっ かけになるかも…と。
縫製スクールの運営に携わったり、イベント に参加してみて、まだまだ自分が知らない世界があったことに鷲きました。プロジェクトは、年齢や立場を超えていろんなことを詰せる場。それ ぞれに抱える事情は異なりますが、「福山の繊維産業をもっと活気づけたい!」という想いは 同じ。 人とのつながりが何より大事だと改めて 実感しています。

スクールを受講してくれたみなさんとの出会いも財産です。スクールには主婦の方、お坊さん、 イラストレーターなどさまざまな方が参加してくだ さり、受欝生が楽しみながら縫製と向き合う姿 を見ているだけで、気持ちが豊かになります。 “縫う" という仕事や、 縫製会社のことを少しで も知ってもらい、興味を持ってもらえる機会になれば嬉しいです。 思いきって参加してみれば、 ものづくりの楽しさや人と出会える責重な体験を してもらえるはずです。

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ひさしぶりの委員会メンバーからのメッセージ、いかがでしたか?
おちゃめで、縁の下の力持ちの藤本さん、ついつい、相談してしまう明るいお人柄です。
(そんなことを言い出したら、委員会のみんな、そういう方なんですけどね…!)

次回もお楽しみに。

photo:河西春奈 ※特に表記のないもの以外の写真
writer:クラモトマオ ※・・・で区切られたインタビュー箇所