暑い日々が続きますね。
本日8月22日は、いよいよ9月の受講に向けて資材の手配の大詰めで、委員会のメンバーもLINEなどでやりとりが活発になってきています。(笑)
おなじみとなったお道具たち
時にはミシンも運びます。大人6人で持ち上げます。
前回8月18日のご紹介に引き続き、今回も委員会メンバーの想いを伝えていきます。
新市エリアで縫製工場を経営する、マルカ株式会社の代表取締役、後藤副委員長にお話を伺いました。
どうぞご一読ください。
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依頼通りにただ ‘‘ 縫う ’’のではなくより良いものを企画・提案していく
マルカ株式会社の代表取締役、後藤副委員長
「マルカ株式会社」は、 備後絣の織元として創業し、1960年に縫製業へと移行。
さらに、 2000年代に生地から提案できるOEM生産へと業態を変化してきました。
弊社はメ ーカーやブランドに生地や洗い加工、付属などの提案をしている関係上、
川上から川下まで繊維関係の工場とお付き合いがありますが、縫製の現場が最も後継者、技術者不足に頭を悩ませています。
そんなときに出会ったのがHITOTOITOプロジェクトの仲間たち。
自然と同じベクトルを向いた仲間が集まっています。
自社だけが儲かれば良い、生き残れば良いのではなく、産地として生き残ることに意義があると考えています。
織元、 縫製工場、 加工専門業社などあらゆる繊維関連業社が集積しているのがこの地域の強み。
横のつながりをこれまで以上に密にしながら、協力していきたいですね。
Mitsuhiko nakanishi
ワークショップやスク ー ルを通して、縫製や工業用ミシンに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
そして、産地として、 縫製会社として、 新たなことに挑戦する姿勢も大切だと感じています。
オリジナルブランド「ONESELF」は当社が挑戦していることのひとつ。
脳卒中の後遺症で片側麻痺になった友人の「一人で簡単に着ることができるワイシャツを作ってほしい」という言葉がきっかけです。片側麻痺の方が短時間で簡単に着られるよう、細部に至るまで工夫を凝らした自信作。
メーカーやブランドから頼まれたアイテムをただ縫うだけじゃなく、より良いものを提案したり、新しいものを生み出すことができるのも “縫う” という仕事の面白さだと思います。
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今回もいかがでしたか?
日々、挑戦。マルカの後藤さん、実はめちゃくちゃムードメーカーなんですよ。
次回もお楽しみに。
photo:河西春奈 ※特に表記のないもの以外の写真
writer:クラモトマオ ※・・・で区切られたインタビュー箇所