こんにちは、HITOTOITOです。
みなさまお正月はいかがだったでしょうか。
慣れないはずだったマスクも消毒も板について、少し気持ちを新たに。
デニムスクール第七期も少しずつ受講生のエントリーが増えてきて、新たな出会いがとても楽しみです。
本年もまた、よろしくお願いいたします。
さて、今回は有限会社ミルクリエイト 水成さんをご紹介。

それでは、ぜひご一読ください。

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社名の『ミルクリエイト』は「創造=クリエイト」と「工場=ミル」を組み合わせた造語。

ただ服を作るのではなく、想像力を駆使して創造することを大切にしたいという想いを込めています。

パターン作成、サンプル縫製、量産製造まで一貫して生産できる体制を整えていますが、何より大切にしているのは想いを形にすること。

パターン制作では、デザイナーの感性を正確に読み取るよう心掛けています。

時には明確な指示がなく、写真やラフスケッチからパターンをおこすこともありますが、そこは腕の見せどころ。デザイナーとともにものづくりをしているんだと自負しています。

「とりあえずミルクリに任せれば大丈夫」。そう思ってもらいたいですね。

会社設立以来続けてきたサンプル製作も同様です。

今では世界中からサンプル製作の依頼を受けていますが、その服が持つ雰囲気や表情を引き出せるかどうかは縫いて次第。

何より大切なのは人の手です。布と布を縫い合わせることで立体的な形が生まれていくなんてすごいと思いませんか?

「服が好き」「ものづくりが好き」という人にはワクワクできるたまらない仕事。

服づくりにおいて、縫製は花形です!HITOTOITOプロジェクトを通して気づかされたのは、自分自身が閉鎖的だったこと。

100年以上続く繊維産業を守りたいという想いは、みんな同じです。お互いの悩みや技術を共有することで相乗効果が生まれ、産地全体を盛り上げていきたい。

プロジェクトに関わる企業や受講生が少しずつ増えたらいいですね。

そしていつか卒業生が活躍できるファクトリーを作れたらいいなと考えています。

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HITOTOITOのデニムスクールでは、総勢51名の卒業生を数えます。(※2020年現在)
みんな毎日通っていたスクールを卒業した後はそれぞれの生活に戻るのですが、
やはりミシンを踏みたい、ものづくりがしたい!という方がほとんどです。

そんな思いに応えるように、委員会メンバーの水成さんは
誰でも工業用ミシンを利用できる「Share atelier bottou」を立ち上げました。

想いのある取り組みがこれからどんどん結実していくことをチーム一同で願っています。

次回もお楽しみに。

photo:河西春奈
writer:クラモトマオ ※・・・で区切られたインタビュー箇所
有限会社ミルクエイト:http://millcreate.com/