こんにちは、HITOTOITOです。
お正月の雰囲気がようやく抜けて、いよいよ今年も!と意気込むころでしょうか。
さて今回の紹介記事は「株式会社エヌ・ディ・エス」の中山さん。
委員会の会議でわいわいあれやこれやと議論になる中で、いつも冷静沈着。
その雰囲気と同様に、自身が経営を行う縫製業も、技術と想いを持って取り組まれています。
一方でとてもチャーミングな面もある、素敵な方。
ぜひ、ご一読ください。
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この地域には繊維に携わるあらゆる企業がありますが、当社は縫製に特化しています。
今から50年以上前、父が納屋にゴザを広げ、ミシン数台で縫製をスタート。
私も子どものときから自然とミシンを踏むようになり、たくさんの縫子さんと関わりながら育ちました。
縫製が海外へシフトしたり、人手不足に悩まされたり、思い通りにいかない中でもこれまで続けてこられたのは、’’縫製’’を決しておろそかにせず積み重ねてきた技術があるから。
ブランドやメーカーなどお客さまから教わることもたくさんあります。
たとえ面倒に思える仕事でも頼まれたらまずやってみる。
挑戦し続けていれば、技術は絶対に身につきます。
縫製に特化して技術を追求してきたおかげで、昔はパンツだけでしたが、今ではジャケットなどの上物やトートバッグといった小物類も手掛けるようになりました。
「ここにしか頼めない」と頼りにされると、縫製の仕事にやりがいや楽しさを感じられます。
「自分たちにしかできないことを突き詰めよう。この技術が必要とされるうちは続けよう。」そう考えています。
HITOTOITOプロジェクトを通して、自分の知らない様々なことを学びました。
今後は、繊維産業や地域のことを広く伝え、日本全国の人たちに服づくりの現場について知ってもらいたいです。
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いかがでしたでしょうか。
みなさんがお持ちのお気に入りのお洋服の縫い目を見てみてください。
きっと、それも誰かがミシンを踏んだからこその縫い目なんですよ。
愛おしくなってきませんか?
photo:河西春奈
writer:クラモトマオ ※・・・で区切られたインタビュー箇所